明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第277回 住宅街に溶け込むテラスハウス 道路と平行した駐車場に共感
【学生の目】 JR京葉線は東京と千葉を結ぶ東京湾沿いの鉄道だ。明海大学がある新浦安駅と異なり、隣駅の市川塩浜駅は周辺に工場が多く、京葉工業地帯の一角であることを感じる。工場地帯を抜けると猫実川があり(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第276回 海沿いの住宅 自然に加え人為的リスクも
【学生の目】 広い海を見ることは楽しい。湘南で生まれたサザンオールスターズの歌や沖縄の島唄には海の広がりと、うねりの力強さを感じる。そんな海の景色が楽しめる位置に古びた家が控えめに建っている(写(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第275回 奇抜な嫌悪施設 好奇心を呼び覚ます不動産
【学生の目】 重要事項説明は宅地建物取引士だけが行う事務で、内容は宅地建物取引業法第35条が規定する。宅地建物取引士資格試験では必ず出題され、1つ1つ記憶するのだが、条文をよく読むと、少なくとも第35条(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第274回 埋立地の短所を克服 海を味方につけた浦安市
【学生の目】 明海大学が建つ千葉県浦安市は、埋め立てによって海を陸に変え、海沿いに大型の都市型テーマパークや計画的な住宅地を造った、日本では珍しい都市だ。高度経済成長期に埋め立てた湾岸部の多くは、(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第273回 高級住宅街の植栽 優れた景観は高い住民意識から
【学生の目】 不動産学部では1年次の授業で住宅史に残る高級住宅地について学ぶが、実際に高級住宅街を見るのは初めてだ。見た目はどんな感じか興味を持っていたので、寒い中、浦安市内の高級住宅街に向かっ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第272回 活用進む駅近の高架下 共存に適した区分地上権
【学生の目】 JR京葉線舞浜駅は明海大学最寄りの新浦安の隣駅だ。大型レジャー施設が有名で、駅周辺はショッピングセンター、飲食店、スーパー等の商業施設でにぎわい、国際的な観光スポットになっている。 そ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第271回 無電柱化と街のデザイン 国道の景観を演出する
【学生の目】 国道をドライブすると幅員は広く見通しは良好だ。しかし、道路からの景色に関して、道路利用者の視覚を楽しませる工夫は少なく、どこでも見かける単調な景色の連続に飽きてしまうのが通常だ。マン(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第270回 キューブ型ハウス 隣家と補完させるデザインで存在感
【学生の目】 私が好きなゲームの一つに「Mine Craft(マインクラフト)」がある。自身で材料を探索し、建築するゲームで、すべての建材が立方体のブロックでできている点に特徴がある。初心者が何の工夫もしない(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第268 回 受継がれる土地 墓地を魅力スポットに
【学生の目】 古い市街地を歩くと、類似の建物が連担する建売住宅地で見られない、個性と多様性に関心が沸く。教室で学んだ不動産学の知識では説明ができない不思議の背後に隠れた、地域の地歴に思いをめぐら(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第267回 邸宅の門 伝統建築の修復、保全を活発に
【学生の目】 街を歩いていると、広い敷地に立つ格式のある建築物が目についた。もっとも、建築物はくたびれ、門は空き家のように疲弊しているが、人が住んでいる。豊かさを物語る格式の高さと、手入れが行き(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第266回 木造の事務所 効率よりも景観配慮優先
【学生の目】 東京都の東に隣接する千葉県浦安市は、東京都24区と言われることがある。市内にはJR京葉線の駅が2つある。都市型大規模レジャー施設がある舞浜駅、「マリナーゼ」が暮らす新浦安駅の2駅で、いずれ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第265回 21世紀の課題に挑戦 輸出したい〝スマートシティ〟
【学生の目】 不動産学部に入学すると、代表的な住宅地の田園調布や常盤台について学ぶ。いずれも1920から30年代に英国のガーデンシティを手本にした。今は高級住宅地だが、当初は中堅サラリーマン向けに開発(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第264回 減少する庇を考える コストアップも美観は普遍
【学生の目】 奥行き感のある建物には高級感がある。先日、千葉県の柏市のアパート(写真)を見たときにそれを強く感じた。奥行き感がある理由は、妻側住戸の外壁の小さな窓に庇(ひさし)をつけていることである。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第263回 大阪万博に向けた街づくり 世界から多様な観光客を招く
【学生の目】 首都圏の大学で不動産学を勉強しているが、出身地の大阪のことはいつも意識し、地元民の視線で考えてしまう。大阪では古くからの歓楽街で、グリコの看板やかに道楽が有名で観光名所となっているミ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第262回 勾配が急な屋根 強い個性に負けないデザイン
【学生の目】 自分の住む家を建てるなら、個性的な家にしたいと思う。個性的な家は街中のちょっとしたスポットになるし、オリジナリティーあふれるほうが、自分の住む家として愛着もわきやすい。ほかの家にない(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第261回 海浜公園にただずむ管理棟 耐震改修と共に新しさを
【学生の目】 海の近くに住む私は、高校、大学を通じてマリンスポーツのセーリングに取り組んできた。その部活動で利用してきたのが千葉市にある稲毛ヨットハーバーである。全国でも有数の施設で、クラブに所属(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第260回 工事の適正を明示する 地域の熟成と価値に貢献を
【学生の目】 オープン外構が主流で、ポリカーボネート屋根のカーポートをつける家は少なくなり、駐車場の床仕上げを工夫し、外構の一部として屋外に駐車する(小池怜「不動産の不思議第242号」18年7月10日号(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第259回 広大な敷地の団地の魅力 街中にはない豊かな住環境
【学生の目】 東京都の東部に位置する葛西に住み始めて長いが、街中は街並みも建物も次第に変わっていく。そんな中、1つの団地を訪れた。個々の敷地が接道する街中と異なり、敷地が広大で様々な施設があり、アク(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第258回 一建築物一敷地の原則 多様性が重なり合う空間
【学生の目】 日本の街並みは建築基準法の「一建築物一敷地の原則」に強く規定される(森田愛理「不動産の不思議第30回」14年4月22日号掲載)。敷地と建物の対応関係が明確な半面、関係者以外の立ち入りを拒む(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第257回 遊び心感じる人気の街 中古住宅の魅力向上に意識改善
【学生の目】 東京の住みたい街ランキングで、過去に何度も1位にランクインするなど人気が根強い恵比寿。日本の首都東京の中でも、他の地域に勝る魅力があること興味を惹かれ、現地に行ってみたところ、ひと(続く)