明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第196回 歩道の中央にある電柱 民有地上を回避した苦肉策 池羽七海 不動産学部4年
【学生の目】 不動産学部で不動産学を学び、移動中の車窓や生活で建物や工作物を注意して見るようになった。ある日、お気に入りの住宅街がある横浜市を訪れた。小型の共同住宅と高級感を漂わせる戸建て、程よい(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第195回 鉄骨の見えるマンション 制震構造強調で固い印象 宮代孟昌 不動産学部1年
【学生の目】 4月に明海大学に入学して2カ月が経った。不動産の知識を少しずつ身に付け、住宅に対する目が変わり始めた6月、初の現地調査を行った。様々な住宅を見る中で一つのマンションが目に飛び込んだ。 (続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第194回 建物と植物の共生 気候風土に合った工夫を 武田亜輝士 不動産学部3年
【学生の目】 暑さが厳しくなる夏に向けてつる性の植物を利用した「グリーンカーテン」を見る機会も増えるなか、壁面全体をつるが這う戸建て住宅を見かけた。一年中で緑が最も力強く、全体が緑で覆われていても(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第193回 津波に備える〝緑の堤防〟 海岸沿いの新しい景色 金子信孝 不動産学部1年
【学生の目】 私たちの大学のある千葉県浦安市は東京湾の一番奥に位置する。埋立地が東京湾に突き出た地形の浦安市の中でも大学は最も海に近い所にあり、長い海岸線に取り囲まれている。埋め立てから40年近くが(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第192回 景観と安心をつくる 臨海部に開放感ある住宅地 朽方勇祐 不動産学部1年
【学生の目】 どんな住宅地にも多くの創意工夫がある。眺望、環境保全、住宅デザインなど目に見えるものだけでなく、交通アクセスや災害対策などインフラの工夫もある。今回心を打たれたのは、千葉県浦安市の臨(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第191回 駅近の低層集合住宅 景観の良さと駐車場の関係 はい島三弥 不動産学部1年
【学生の目】 電車を降り、改札を抜けると、眼前に広がるツインのタワーマンションが印象的な新浦安駅。駅前広場を通り、県道276号線を渡ると、駅前の超高層マンションとは対象的な低層住宅地が広がっている。そ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第190回 空き地の管理 自治体や近所の見守りが必要 櫻庭修子 不動産学部4年
【学生の目】 自宅近くの大通りに面したクリーニング店が店仕舞いをして建物が壊され、更地になってからしばらく経った。建物の老朽化に加えて解体前から臨時休業が多かったことから、店主が苦渋の判断をしたの(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第189回 省エネ住宅のたたずまい 人の存在感断絶しない意識も 武田亜輝士 不動産学部3年
【学生の目】 住宅街を歩いていると、注文住宅だろうか、窓が少なく、伝統的なつくりの隣家となじまない住宅が目に留まった(写真)。極端に窓が小さいために閉鎖的に見え、まるで要塞のような雰囲気だ。 住宅の(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第188回 過密市街地のオープンスペース 無道路地が住民ふれ合いの場に 西川美波 不動産学部3年
【学生の目】 浦安市の旧市街地を歩いていると、非常に細い通路の向こうに広い土地があることに気が付いた。建物に取り囲まれたオープンスペースだが、一般の公園にように道路に面するわけでも、手入れが行き届(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第187回 雁行型マンション 省エネ含め将来性のある方式 佐藤寿哉 不動産学部3年
【学生の目】 日頃街中で目にするマンションはそれぞれ特徴があり、街を歩きながらの観察は楽しい。千葉市花見川区幕張本郷を訪れた際、都内ではあまり見かけない、住戸が斜めに配置された中層マンションがあっ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第186回 地下通路のマネジメント 積極的な働きかけで付加価値 高橋佑介 大学院1年
【学生の目】 冬に札幌を旅行した。生憎の吹雪に見舞われ、札幌駅の地下道へ逃げ込むように降りて行く羽目になった。それまで地下道と聞いて思い浮かべるイメージは、迷路のようにあちこちに伸び、天井が低くて(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第185回 DIYの体験 櫻庭修子 不動産学部4年 賃貸住宅空き家予防にも有用
【学生の目】 超高齢化と少子化により、単身世帯、夫婦のみの世帯、ひとり親と子の世帯が増加している(厚生労働省平成25年国民生活基礎調査)。賃貸住宅をみると、住宅全体の空き家率12.2%に対して、民間賃貸住宅(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第184回 街に寄与するゴミ置き場 寄付で建築費を賄う方法も 西田一輝 不動産学部3年
【学生の目】 道路上のゴミ置き場は、通行、景観、衛生、安全の面で課題が多い。このマイナスをプラスに変える方法として、オブジェとする提案がある(高橋佑介「不動産の不思議第58回」14年11月11日号)。そんな(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第183回 河川歩道の管理 地震の影響が放置されたまま 武田亜輝士 不動産学部3年
【学生の目】 大学近辺を散歩していたとき、いつも見るものとは感じが違う横断歩道橋を見つけた。まず道路と河川をまたいで長い。次にあまり使われている様子がない。さらに手すりがずれていて、役目を果たせそ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第182回 外構の提供 内藤希 不動産学部3年 街全体の景観と価値に寄与
【学生の目】 街の外構を見ることが好きな私は、写真の建物にひかれた。外構を緑で覆うことによって落ち着きのある空間に見える。また私が今住んでいる住宅と違い、敷地と電柱が後退し、前面道路が広く開放的に(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第180回 低層住専地域のマンション 投資効率良く長寿建物にも 佐藤寿哉 不動産学部3年
【学生の目】 浦安市内の戸建てが立ち並ぶ住宅街を歩いていると、突然に視界が広がり、広い敷地に建つ3階建てのマンションが目に入ってきた(写真)。用途地域は第一種低層住居専用地域で、絶対高さ制限は10メート(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第180回 柱と梁が見える住宅 丈夫そうでデザインも個性的 内藤希 不動産学部3年
【学生の目】 区画整然とした高級住宅に建つ、小ぶりながら印象の強い一棟の住宅が気になった(写真)。 その理由はまず、太めの木製の柱と梁が露出していて建物の輪郭を強調している。次に南側にもかかわらず窓(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第179回 角地の駐車場 住宅地景観にもミスマッチ 武田亜輝士 不動産学部3年
【学生の目】 大規模な住宅団地の入り口部分で、いきなり目に飛び込んできた写真の建物に驚いた。正直なところがっかりし、住宅地に入っていくことをやめようかと思った。 その理由を考えると、第一に、準角地(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第178回 お洒落な隠れ家 敷地条件を克服した感性と力量 西川美波 不動産学部3年
【学生の目】 住宅地の北東の隅にある一軒の建物に目を奪われた。直角に曲がる道路の外側に位置する敷地に建つ住宅だ。よく見ると接道長さ3メートル程度の路地状敷地だ。計画的に開発され、碁盤の目のように整然(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第177回 木造の公共建築物 バスターミナルは象徴的 佐藤寿哉 不動産学部2年
【学生の目】 出身地の秋田県は林業が盛んで、日本三大美林のひとつで知られる秋田杉を用いた木造建築物がたくさんある。正月休みに帰省した際、秋田杉を用いた建築物として知られるJR秋田駅西口にあるバスター(続く)