明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
-
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第136回 広い駐車場と危ない玄関 隣人として少し残念な建売住宅
【学生の目】 上京して1年が経ち、浦安の街にも大分親近感がわいてきた。地方にいた頃は、すれ違う人ならだれにでも声をかけていた。都会ではそういう慣習がなく、上京したての頃は哀しい気持ちになったことを覚(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第135回 コストをどこにかけるのか アンバランスな賃貸住宅
【学生の目】 大学近くの千葉県浦安市海楽地区を歩いていて、気になる賃貸マンションを見つけた(写真)。疑問に感じた点は、(1)ベランダ手摺りと壁面の関係が不規則で安定感がなく、建物に正面がない、(2)階段が(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第134回 長屋 旗竿敷地で建築が増える前に
【学生の目】 不動産は土地と建物で構成され、両者の規模や形態から用途と品等の見当がつく。街を歩く場合は、無意識に用途と品等の相互関係を感じるものだ。そんな経験則に合わない不思議を写真の建物に感じた(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第133回 原点としての日本橋 観光立国へ魅力を高めるには
【学生の目】 国道1号線の起点で道路網の原点の日本橋に行った。日本橋に立つと真上の首都高は重々しく、息苦しさを感じた。橋桁の圧迫感に加え、通過車両10万台の排ガスも一因だ。交通インフラの役割は重要だが(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第132回 身近なモノの裏事情 アパートに併設された自販機
【学生の目】 街中や住宅街にぽつんと設置してある自動販売機。その存在を意識して生活する人はあまりいないだろう。私もその一人だった。自動販売機に注目したきっかけは、近所にある自動販売機の張り紙だ。内(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第131回 超高齢社会の踏切 安全性確保に知恵と技術を
【学生の目】 3月20日千葉県松戸市の踏切で、高齢の女性が電車にはねられた。女性は全身を強く打ち、病院で死亡が確認された。現場は遮断機や警報機がなく、電車に気付かず踏切内に入ってしまい事故が発生した。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第130回 屋外広告物の規制 状況は不動産価値にも影響
【学生の目】 地方から首都圏の大学に入学して1年が経ち、都会の生活にも慣れてきた。休日には都内に足を運ぶこともあり、街の雰囲気やまぶしかったネオンや人々の活気に安堵する自分もいる。 街を歩き慣れ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第128回 公開空地がもたらす安全性
【学生の目】 商業地域で防火地域に指定された敷地に建つ耐火建築物には、建ぺい率制限の適用がない(建築基準法53条6項1号)。東京都の商業地域は基本的に防火地域に指定されるから、指定容積率の数値が大きく、(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第127回 特例容積率適用地区の容積移転 都市の活力維持に魅力的な制度
【学生の目】 東京駅周辺に立ち並ぶ超高層ビルの中には、基準容積率を超えるビルも少なくない。総合設計制度による割増容積が代表的だが、連坦建築物設計制度で容積移転する例もある(川本和輝「不動産の不思議第(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第126回 オンサイトマネージャー導入への一歩 明海大生の6割が興味示す
【学生の目】 民間賃貸住宅の空室率が20%を超えて25%に迫る中、ストック活用の一手法としてオンサイトマネージャーに注目し、修士論文の研究課題とした。オンサイトマネージャーの概要と実証実験については、「(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第125回 連担建築物設計制度による容積移転 土地有効活用と景観を実現
【学生の目】 現在の東京はオリンピック・パラリンピックを控え、都心部で大型ビルの建築や計画が目白押しだ。ほとんどが既存建物を建て替えるもので、広い意味で再開発だ。東京都心を歩くと、大きな建物が建て(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第124回 商業施設の竪穴区画 火災の際の厄介な存在
【学生の目】 地方都市の富山市から出てきた私だが、最近では東京へ足を運ぶことも多く、大都市で過ごす時間も日常の一部となった。大都市の不動産の特徴は、高層ビルや商業施設の数の多さで、不動産学の教材は(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第123回 共同ビルによる価値の創造 業界、社会貢献策の一つ
【学生の目】 不動産鑑定評価論では、「不動産の価値は土地ではなく空間が生み出す」と学ぶ。その視点で街をみると、価値を生み出していない場合も多い。細分化された土地の小規模ビルはその例だ。写真は東京都(続く) -
住宅地の緑道について 行き来や景観などに効果 明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第122回 今川知治 不動産学部3年
【学生の目】 日本の住宅地は、道路や隣地との間にスペースがなく、景観に配慮する余裕がないというイメージが強い。景観的には、宅地部分と道路部分が明確に分かれていて単調だ。そこで必要とされるものが、住(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第121回 洗い出し仕上げ 自然素材を生かす伝統工法
【学生の目】 洗い出し仕上げの道路を通りかかって興味をもった。不動産賃貸業を営む実家でリフォームの際に流し出しを活用していたことを思い出したからだ。そこで、流し出しの素材や工法について調べた。 洗(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第120回 賃貸住宅の再生 建物一体利用で特徴付けを
【学生の目】 空き家問題が深刻化している。対策として政府は15年5月26日、空き家対策特別措置法(略称)の関連規定を施行した。空き家が多いと地域の印象が悪くなる、利用しない建物は老朽化が急速に進み、やがて(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第119回 遊戯施設の安全性 もう一段の情報開示が必要
【学生の目】 都心のテーマパークで遊んでいるときにある疑問が生じた。観覧車やジェットコースターはどのように規制されているのか。本当に安全なのか。今まで建物については勉強してきた。しかし、観覧車やジ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第118回 下駄履きマンション メリット、デメリットを考える
【学生の目】 千葉市に幕張ベイタウンという集合住宅群がある。街並みはヨーロッパ風で他の住宅群と比べると雰囲気が全く違う。その要因は二つある。一つは建物が敷地いっぱいに建っていることで、もう一つは下(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第117回 プライバシーが筒抜けの住居 ボランティア募って整備を
【学生の目】 私は千葉県市原市村上という地域に住んでいる。大学に通う通学路である住宅が目に止まった(写真)。最近新築された平屋の戸建て住宅だ。以前この土地は資材置き場として使用され、加工作業等のため(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第116回 人に優しい観光スポット
【学生の目】 自宅、大学、アルバイトなど毎日の暮らしで、私たちは常に土地と建物、つまり不動産を利用する。不動産は動かないことが特徴だが、不動産学を勉強すると疑問に思うことがある。道路は不動産だが、(続く)