明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第156回 太陽光発電による土地利用 継続には近隣対応などが必要
【学生の目】 夏休みに群馬県に帰省した際、太陽光発電が設置された土地や建設中の土地が多いことに気付いた。畑や水田が急に太陽光発電に変わり、一変した景色がとても不思議だった。 写真の場所には以前は(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第155回 スーパー防犯灯の効果 安心、安全の不十分さをカバー
【学生の目】 私が通う大学がある浦安市には3つの鉄道駅がある。東京地下鉄東西線の浦安駅、JR京葉線の新浦安駅と舞浜駅だ。3駅は雰囲気こそ異なるものの、たくさんの人が行き来し、とても活気がある。一方、ど(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第154回 倉庫建物の継続利用 天井が高く広い空間に可能性
【学生の目】 街を歩いていると大きな鉄骨平屋建ての倉庫を目にすることがあるが、今回目に止まったのは、正面が明るく、まるでカフェかショールームかと思える建物である。看板を見るとコワーキングスペース(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第153回 自転車走行指導帯 自動車の駐停車マナーも必要
【学生の目】 浦安市の車道で、見たことのない路面標示を見かけた。一見して自転車の走行位置を示すものと認識できるが、他では見たことがなく、不思議に感じたため調べた。 写真の表示は自転車走行指導帯であ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第152回 ガイドウェイバス 環境配慮で渋滞もない公共交通
【学生の目】 夏休みを利用して開催された海外研修に参加し、イギリスのケンブリッジ大学で不動産学を学んだ。視察のためにバスで移動する途中、面白い道路に出会った(写真)。バスのための道路だが、特定のバス(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第151回 ビル管理の仕組み 長期利用や安心、安全に配慮を
【学生の目】 都市再生が進む東京の中心街に写真のビルがあった。隣のビルとの隙間が極端に狭い。防火地域に指定された商業地域内の耐火建築物には、建ぺい率の制限は適用されない(建築基準法第53条)。また、防(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第150回 空間を透視する 準工地域にあるテーマパーク
【学生の目】 大学近くのテーマパークで休日を満喫していると、ある程度の高さの建物に囲まれていることに気づいた。一般に開発や建築が可能な市街化区域は用途地域が指定され、建ぺい率、容積率や高さ制限を受(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第149回 住宅の駐車場と街並み 節税、相続対策が生み出すもの
【学生の目】 集合住宅と戸建て住宅が混在する住宅街を歩いていると、2軒の戸建てに目が留まった(写真)。専用住宅だが、前方が駐車場で、後方に住宅が建っている。自宅の庭に駐車場を設けるのは普通だが、一般的(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第148回 都市の隙間 私有地、駐車場の景観対策を
【学生の目】 私有地、中でも建物が建っていることが多い都市の私有地は、建物の敷地として境界線が明確になっていて、特別の用件がある場合以外、第三者が立ち入ることができないことが多い。土地所有意識が(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第147回 大きな階段 三世代同居を先取りした住宅
【学生の目】 休日に市川市内を歩いた際、一棟の住宅に目が止まった。白い外壁の3階建ての建物で、各階の造りが微妙に異なり、一見すると戸建て住宅と思える。しかし、各階に玄関があり、塀には3つの表札と郵便(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第146回 区分された駐車場 節税目的の不便設計改善を
【学生の目】 住宅地の中に突然広がる青空駐車場があった。それなりに駐車しているから相応の需要があり、地域に貢献している。一方で、住宅地らしくない空間に違和感があった(写真)。違和感の原因は、木が1本も(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第145回 増改築のしくみ ストックを健全に保つには
【学生の目】 私が不動産業に興味を持ったきっかけは、まず、幼いころからリフォーム番組を見ていたことだ。次に、高校の授業で「欧米と日本では建築文化が違う」という論説に触れ、「建築物で人の生き方が大(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第144回 第一種低層住専地域の規制緩和 地域の意見反映する仕組みを 第一種低層住専でコンビニも可能に
【学生の目】 不動産に関する最近のニュースで気になるものを見つけた。第一種低層住居専用地域の規制緩和だ。コンビニエンスストア(コンビニ)を建築可能にするという。第一種低層住居専用地域は、低層の住宅の(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第143回 角地の土地利用 地域の印象をよくするには
【学生の目】 浦安の閑静な住宅街。休日の散歩の時のことだ。曲がり角に違和感を持った。それは道路ぎりぎりまで建物があり、息苦しさを感じさせるものだった(写真)。他の敷地と比べても建物が敷地いっぱいに建(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第142回 ミニ開発と土地利用 融通し合い広く使う工夫を
【学生の目】 浦安市の住宅街で写真の開発が気になった。土地が分割され、2区画の戸建て住宅として開発されている。分割後の両敷地は必ずしも広いとはいえず、むしろ狭小だ。奥まった敷地が路地状敷地であること(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第141回 下駄履き駐車場 便利だが景観をどうするか
【学生の目】 まちを歩いていると、普段見かけない光景が目に飛び込んできた。それは、車庫型の駐車場が設置されている下駄履きアパートだ(写真)。車好きの私は、理想的な物件だなと、少し心が躍る気分を感じた(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第140回 1階が低いアパート 高さ制限で無理のある建物
【学生の目】 地方から大学に入学して1年と少しが経つ。引っ越す前に調べ、首都圏は治安が良くない場所もあるという情報にふれたので、私は学生寮を選んだ。管理人が常駐しており、警備システムも完備している。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第139回 隅切りの活用 付加価値を創る発想がほしい
【学生の目】 街を歩いていると隅切りを見かけることがある。隅切りとは、狭い道路の交差部の宅地(角地)において、道路が交差する角の部分を、道路状にして公共に開放することである。 例えば、東京都建(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第138回 店舗併用住宅 価値高める個性的な空間づくり
【学生の目】 店舗と住宅を一体化した、ゆとりがあって、外観にも特徴のある不動産に出会った(写真)。土地区画が整然としている地区だが、最南部のその街区の南側の宅地だけ、旧堤防沿いの道路が斜めに通ってい(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第137回 坂の多い住宅地 問題予防型の街づくりを
【学生の目】 横浜市青葉区に出掛け、東急田園都市線青葉台駅に向かって歩く途中、壁のような急斜面に建物が建ち並ぶ住宅地に差し掛かった。 登り坂で写真の医療施設が目に止まった。理由は二つだ。まず健常者(続く)