明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第75回 雨戸の多面的役割 伝統的建築手法を見直そう
【学生の目】 雨戸には多くの機能がある。1つ目は、台風などの強風で窓ガラスや障子が破損するのを防ぐ。竜巻が襲来した際に、雨戸を閉めていなかった家ではある方角に面した窓ガラスがすべて割れてしまったが、(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第74回 環境に配慮した立体駐車場 ローコストでも景観意識を
【学生の目】 市街地のショッピングモールに行くとほぼ例外なく、立体駐車場を目にする。周囲の店舗と外観が異なり、すぐに駐車場と分かって便利な半面、建物の風格は劣る。他の建物と比較して長所と短所が多い(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第73回 住宅街の電波塔 共存できる情報インフラに
【学生の目】 私達の社会にはたくさんの趣味がある。スポーツ観戦、釣り、卓上ゲームなど人それぞれ自分に合った趣味を楽しむ。かつて流行った趣味の一つにアマチュア無線がある。アマチュア無線は、金銭上の(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第72回 一棟の建物を明確に 災害時、不安定な状況も
【学生の目】 街を歩くと別々の建物のようだがわずかに渡り廊下で繋(つな)がっている建物を見ることがある。繋がる部分にはほぼ例外なくエキスパンションジョイント(EPJ)がついている(写真参照)。EPJは多くの場(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第71回 植栽が生む資産価値 暮らしの快適さと地域効果も
【学生の目】 住宅街を歩いていると、ふと「さっき、この道を通ったような」と錯覚することがある。なぜなら、よく似た屋根や壁の材料と色、更に、家の形や塀のつくり方まで類似しているからだ。統一的というよ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第70回 高速道路の緩衝帯 地域分断しない配慮必要
【学生の目】 浦安市は、古くからの元町地域、1964年以降の海面埋立事業で造られた中町地域、72年からの第2期埋立事業で造られた新町地域の3つの地域に分かれる。しかし、中町地域の中央を東西に首都高速湾岸線(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第69回 ベランダの機能と形 都心部と郊外で異なる外観
【学生の目】 海外と日本の不動産事情を比較すると様々な違いを感じる。集合住宅が生み出す街の景観の違いは、その一例といえるだろう。 米国では州法や自治会により洗濯物を干すことが禁止されることが多い。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第68回 マンションのアクセス スキップフロアも選択肢
【学生の目】 写真は浦安市美浜で見かけたマンションである。2基程度のエレベーターがあり、2方向避難の原則のもと階段が2カ所程ついているのがマンションのイメージだが、写真だけでも7カ所以上の階段がある。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第67回 敷地内電柱設置による景観美化 壁面後退などの工夫必要
【学生の目】 新浦安駅と浦安駅の間に、見通しが良く開放的で、道路空間が広々と感じられる住宅街がある。幅員は特に広いわけでもなく、普通の広さである。道路空間を開放的と感じる理由はなぜか、住宅地をよく(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第66回 マンション地域の戸建て 混在させず分けるべき
【学生の目】 街で見る住宅は戸建て住宅とマンションやアパートなどの集合住宅の2種類に分けられ、用途地域との関係では工業専用地域以外で建築可能だ。写真は幹線道路沿いに最近開発された小集団の戸建て住宅で(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第65回 英国のゼロカーボン住宅 先進国で初めて義務化
【学生の目】 私は14年9月に行われた不動産学部主催の英国ケンブリッジ大学での海外留学に参加した。研修内容はヨーロッパにおける都市経済、環境政策および不動産経営で、日本と英国の不動産事情を対比しながら(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第64回 お洒落なバス停 インフラ整備のヒントに
【学生の目】 浦安の街で偶然に見かけたバスの待合所に目がとまった。高洲4丁目にあるバス停だ。通常のバス停は時刻表が立っているだけだが、ここは待合所として屋根、ベンチがあり、壁に囲まれていて、機能性が(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第63回 オンサイトマネージャーの試み まず賃貸住宅で普及目指す
【学生の目】 オンサイトマネージャーをご存じの人はどのくらいいらっしゃるだろうか。今回は私が試行的に実践しているオンサイトマネージャーについて紹介したいと思う。 オンサイトマネージャーは主としてア(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第62回 英国ケンブリッジの再開発 景観保全と活性化の両立図る
【学生の目】 この夏、不動産学部の海外留学制度を利用して英国のケンブリッジ大学に留学した。世界的に有名な大学で、不動産学発祥の地でもあり、世界の不動産学を学ぶには最適の留学先だ。 ケンブリッジでま(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第61回 街と繋がる大学 総合設計と公開空地の活用を
【学生の目】 明海大学に通っていると、日々、地域に開かれた大学だと実感する。なぜなら大学内で地域住民を見かけることが多いからだ。大学内に地域住民も利用可能なトレーニングジムやテニスコート場あること(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第60回 店舗の日よけ 合法性チェックの仕組みを
【学生の目】 店舗を出店する際、シンボルともいえるのが看板だ。店舗の名前、営業内容、営業時間、連絡先など、広報と集客のための重要な事項が掲示される。看板には建物に取り付けるタイプ、地面に置くタイプ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第59回 マンションのエントランス 格調高める二つの工夫
【学生の目】 千葉県某所にあるマンションの奇麗なエントランスが目にとまった(写真)。通りがかりの人が、おやっと思うということは、目を引く魅力があるということだ。 都内の高級マンションはエントランスの(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第58回 道路上のゴミ出し場 目立つオブジェにしては
【学生の目】 写真は南行徳の街で見たゴミ出し場である。車道にあるが路肩の白線内に納まらず、車線側にはみ出している。車の多い朝の時間に車道に出てゴミを出すのは危険だ。通行の妨げになり、景観的な違和感(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第57回 競売不動産の表示 地域の不安解消に必要では
まちへ出るとロープが張られて入れないようになっている不動産を目にすることがある。誰かが管理していることを示しているが、競売物件やその予備軍のことも多い。十分使える状態なのに使っているようには見えない(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第56回 壁面緑化 推進力は利用者の意思表示
【学生の目】 ヒートアイランド現象による都市部の温暖化が年々問題になっている。都心部で熱帯夜が続くことによって体調を崩す人が増える一方、エアコンなどの空調によるエネルギー消費が増大している。便利で(続く)