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住宅着工、2012年度も90万戸割れ 建設経済研究所など予測

 建設経済研究所と経済調査会は1月25日、2012年度住宅着工について90万戸を切るとの見通しを発表した。東日本大震災後からの持ち直し傾向が続くものの、9月以降、回復基調が鈍っている点や不安定な海外経済の影響など懸念材料があることなどを踏まえ、2011年度は前年度比2.8%増の84.2万戸を予測。2012年度も前年度比5.4%増の88.8万戸として、2011年10月に発表した前回予測の90.3万戸から下方修正した。

 なお、2012年度予測を利用関係別に見ると、持家は2011年度(30.5万戸を予測)比6.7%増の32.6万戸、貸家は同(28.8万戸を予測)5.7%増の30.5万戸、分譲は同(24.0万戸を予測)3.7%増の24.9万戸としている。