東急不動産、ニセコ東急リゾート、東急リゾーツ&ステイは11月30日、「Value up NISEKO 2030」プロジェクトの第5弾として、「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」で新ゴンドラ「エースゴンドラ」(写真)の運行を開始した。
長年愛されてきた日本最古のクワッドリフト、通称「センターフォー」に替わるもの。これを皮切りに、100億円超規模で投資を行い、国際的マウンテンリゾートとしての利便性向上、輸送力向上、来場者の体験価値向上を目指す。
「エースゴンドラ」はキャビン内にスキー板の持ち込みが可能な10人乗りの最新鋭モデルで、全キャビン内にシートヒーター、wi-fiが完備。「センターフォー」と比べ輸送力が1時間あたり約1・5倍に向上することで、混雑緩和が見込まれる。ゴンドラ搬器内及び山麓・山頂ゴンドラ乗り場の一部床面には「PIS・LAB」を採用。チェアスキーヤーはギアの着脱や介助者なしでゴンドラ乗車が可能となり、ゴンドラ乗車の際の負荷が少なくなる。
今後、2025~26シーズンには「エースゴンドラ」の山頂駅舎2階に新レストランがオープンする。羊蹄山に飛び込むような絶景テラスの設置をはじめ、ライブ感のあるオープンキッチンやアプレ・カフェタイムが楽しめるアイランドバーカウンター、「センターフォー」のチェアを再利用した座席シートの設置などのコンテンツを計画推進中だ。
26~27シーズンには、エース第3リフトを4人乗りフード付きリフトに更新。輸送力を現在の2倍に向上させ、ゲレンデ中腹の混雑緩和・来場者の満足度向上を図る。