Hubble(東京都渋谷区)は、セミナー「利益を追求する営業組織に契約管理が不可欠な理由」をオンラインで開催した。
企業各社の営業部門は、売り上げや利益を追求するため、取引の合意に至るまでのプロセスを重視する。ただ、同社では、合意後の契約や契約締結後の契約書の管理も最適化することで、トラブルの防止に加えてコストの削減や生産性の向上にも期待ができると説明する。
同社事業責任者・セールスマーケティング統括の町田健太氏は、「利益などの追求では、普通ではない圧倒的な働きが重要になる。ただ、その普通ではない圧倒的な働きが意味することは、効率性を重視することにある。競争市場にはルールがある。グローバル化やテクノロジーの進展も背景として、そのルールは多様化している。そのルールの1つである企業間の合意を形にした契約の多様化に持続的に対応できなければ、負けてしまう。そこで、契約書の管理が重要なポイントになる」と指摘した。
その改善策として、「契約書の管理をデジタル化する。類似案件の精査によってコスト面などを含めて優位な条件設定で最適な契約交渉を進められる。期日管理で無用なトラブルを防止し、リスクマネジメントを実施できる。単純な契約情報データの共有による社内コミュニケーションだけではなく、契約情報データの分析を基にして、将来を見据えた新たなビジネスの発意となるコラボレーションも可能になる」と説明した。
その際に有用なツールとして、同社が提供するAI(人工知能)契約業務・管理クラウドサービス「Hubble」を紹介した。