ビットキー(東京都中央区)は、同社が展開しているコネクトプラットフォーム「workhub」とスマートロックを、三井不動産(東京都中央区)と、日鉄興和不動産(東京都港区)が2024年10月に完成させた街づくり型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」(東京都板橋区)の敷地内のドローン実証実験場「板橋ドローンフィールド」やワーキングブースに提供した。
地域に開かれた物流施設の開発が広がっている。同施設では既に、入居テナント向けに入退室管理システムが導入されているものの、ワークブースや地域住民が屋外施設などを利用する都度の予約に応じた権限発行ができず、カードの受け渡しでも、管理スタッフの業務負荷となっていた。その課題感の解消策として、ビットキーの提供サービスを導入した。
今後は、同施設に入居するテナント企業で働く人や、ドローンフィールドの会員のほか、ドローンフィールドを夕方にフットサルコートなどとして利用する地域住民の利便性が向上する。それぞれの鍵の形態に対応するスマートロックを設置しており、「workhub」の専用サイトにログインすると、利用可能施設が表示され、その空室の確認から予約、決済まで完了する。利用する当日には、施設ごとに指定された方法の二次元コードやワンタイムパスワードなどで解錠し、入室できるようになる。利用予約の受け付けから鍵の受け渡しまでの全てを利用者がスマートフォンやパソコンで完結でき、管理スタッフの業務を軽減する。