連載 記事一覧
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コロナ禍の売買IT重説社会実験 登録780業者、1年間で急増 投資用物件での活用進む
IT重説とは、宅建業法第35条に基づき宅建士が行う重要事項説明を、テレビ会議等のITを活用して行うもの。賃貸取引では社会実験を経て、17年10月から本格運用を開始。「遠隔地の顧客の移動・費用等の負担軽減」「来(続く) -
国交省・和田信貴住宅局長に聞く 「コロナで既存が一層重要に」
7月に国土交通省の住宅局長に就任した和田信貴氏が、国土交通省建設専門紙記者会のインタビューに応じた。 コロナ禍の下で就任し、「住宅の需要側と供給側、双方への大きな影響を目の当たりにしている。今後(続く) -
新常態の街づくり議論 国交省が検討会を発足
国土交通省は10月6日、「デジタル化の急速な進展やニューノーマルに対応した都市政策のあり方検討会」を立ち上げ、初会合を開いた。座長は出口敦東京大学大学院教授が務める。 同検討会は、AIやIoTなど先端技(続く) -
<1面から続き> 和田信貴住宅局長に聞く 安心R普及へ制度見直し
既存住宅市場の活性化へ向け、安心R住宅制度の見直しについても言及した。「(安心R住宅は)実績の数字が少ないという事実があり、普及を進めるため制度的な部分を精査するなど、いろいろと考えていく必要がある」と(続く) -
三井住友トラ基礎研調べ 不動産私募ファンド 21.1兆円に市場拡大
三井住友トラスト基礎研究所は10月6日、不動産私募ファンドに関する実態調査の結果を踏まえ、6月末時点の不動産私募ファンドの市場規模(資産運用額ベース)を21.1兆円と推計した。これは19年12月末時点の前回調査と(続く) -
全宅管理 佐々木会長、岡田専務理事が語る 〝地域のホームドクター〟へ 会員6300社目前、AIサービス研究も
――就任の抱負を。 佐々木会長 会員数が6300社(9月末時点で6282社)に到達する勢いだ。全国で24支部体制、管理戸数は合計400万戸の団体となった。これはまさに今年6月に公布された賃貸住宅管理業法への期待の表(続く) -
情報拡充、DX加速へ ライフルホームズが新戦略
ライフルは10月6日、ライフルホームズ新戦略発表兼業界展望に関する説明会をオンライン開催した。 第1部では、同社ライフルホームズ事業本部長の伊東祐司氏が「ウィズコロナ生活と災害で激変する不動産業界と(続く) -
点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第22回 空き物件を上質な空間に再生 北海道釧路市 利活用に成功した「釧路倶楽部」
釧路市は、北海道の東部「道東」と呼ばれるエリアのうち太平洋岸に位置し、「釧路湿原」「阿寒摩周」の2つの国立公園をはじめとする雄大な自然に恵まれた街である。道東の中核・拠点都市として社会、経済、文化の(続く) -
この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇12 住宅評論家 本多信博 「不動産女性塾」セミナー 深まる〝消費者志向〟
不動産女性塾(北澤艶子塾長)の第23回セミナーが9月29日、東京の明治記念館で開かれた。講師は消費者庁長官の伊藤明子氏。不動産女性塾は女性ならではのパワーを発揮し、業界の未来を明るく照らす人材育成を目的と(続く) -
社説 多様化する住まいのニーズ刺激を 所得・雇用不安解消する政策で
注文住宅の受注が回復傾向にある。最新の8月の主要ハウスメーカーは、前年同月比で増加や横ばいが目立つ。積水ハウス、旭化成ホームズが横ばい、大和ハウス工業が1%増、住友林業が18%増、ミサワホームが9%増となっ(続く) -
ひと 空き家再生の市場創る 「土地目線」で空き家を街の資源に変えるジェクトワン社長 大河 幹男さん
大手ディペロッパーを経て、09年にジェクトワンを創業した。不動産の売買・仲介・開発および空き家活用事業を展開。売上高は19年3月期が110億円、20年3月期が141億円と右肩上がりだ。マンションや戸建て、商業施設(続く) -
ひと STビジネスの拡大目指す 業務フローの可視化を提案するクニエのシニアマネージャー 並木智之さん
ブロックチェーン(分散型台帳)の技術が出始めたころから「この技術は面白いと思い、興味を持った」。同技術を用いたセキュリティトークン(ST、デジタルトークン〈権利証〉のうち証券性を有するもの)は5月1日施行の(続く) -
571 同業者なのに続く家賃滞納 信用問題という自覚なし
ある家主から相談を受けた。「205号室に入っているAさん、家賃が2カ月半も遅れているが、どうしたものか。オタクから言ってもらえないだろうか」とのこと。それは構わない。だが、驚いたことにそのAさんは同業者だ(続く) -
不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~572 法人客に振り回されて 無責任な交渉が腹立たしい
多摩地域で長く空いていた1Kの部屋に客付会社から問い合わせが入った。客はそれなりに名の知れた企業。「事務所として使いたいが、問題ないか」というもの。他の部屋でも整体院や仕事部屋にしていたケースもあるの(続く) -
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学AI・ビジネス研究センター客員准教授 宗 健 第27回 AIが推定する現在価値と将来価値
近年、AI(人工知能)に関する関心が高まっており、より広い概念としてのDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みも広がっている。 その中でも、不動産の価格や家賃をAIによって推計するといった取り組(続く) -
大言小語 〝つうかあ〟の仲
諸説あるよう。鶴とカラスの鳴き声からとの珍説も。ちょっと言っただけで相手の意向をくみ意思疎通ができる、いわゆる「つうかあの仲」のこと。少しの仕草でも、食卓でお茶がさっと出されるように、長年連れ添う夫(続く) -
大言小語 秋を楽しむ
猛暑から一気に秋が来た。緩やかな移ろいはなくなりつつあるが、それでも日本にはまだ四季がある。四季にはそれぞれの美しさがある。夏には春にない、秋には夏にない魅力がある。人間もそうではないか。それぞれの(続く) -
今週のことば 事項要求(1面)
国土交通省など各省庁が概算要求を財務省に出す際、個別政策の予算要求額を明示せず項目だけ記載すること。施策の詳細が定まっておらず、予算額が不明な場合などに用いられる。21年度分は新型コロナ対応などのため(続く)