連載 記事一覧
-
幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇41 住宅論的幸福論 自立する旅に出た西行
幸福は自らの力で創り出すもので、人から与えられたり人に与えたりするものではない。余談だが、結婚式で新郎が「○○さんを必ず幸福にしてみせます」と言ったとしたら、それは間違いである。新婦も幸福にしてもらえ(続く) -
居酒屋の詩 (48) 惜しめども散りも止まらぬ花の舞い 立ち飲みの店ぞ哀れただよう
JR総武線新小岩駅南口にある「でかんしょ」はディープな立ち飲み屋である。 昼間からやっているのに、店内はなぜか薄暗い。桜が満開となったのに強い春風に散らされ始めた日、数年ぶりに訪ねてみる。店内の雰囲気(続く) -
社説 約30年ぶりの「不動産業ビジョン」 人口減少時代の新たな指針目指す
国土交通省社会資本整備審議会の不動産部会が昨秋から検討してきた「新・不動産業ビジョン2030(仮称)」が近くまとまる。副題は「令和時代の『不動産最適活用』に向けて」となる予定だ。現在、骨子案が公表されてい(続く) -
ひと FAXの発展的活用を 業務効率化を支援するエディックワークス営業課マネージャー 瓦井祐輔さん
クラウド型のFAXサービス『isana』(イサナ)が好評だ。提供先の1つの課から、次々と隣の部署にも導入されていく様子の醍醐味は、仕事のやりがいに。「サービスの品質と、3%ぐらいは自分を気に入ってくれたからかも(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 499 家主さんからの面倒な依頼 着信履歴に驚かされて
電話が受けられない状況で携帯をマナーモードにしていたら何件かの着信記録があった。その中に(登録してある)立川警察の番号があった。 メッセージも残っているようだったので聞いてみることにしたのだが、正(続く) -
大言小語 それぞれの働き方改革
新元号のことばかりが報道されがちなため、ここは、4月からの改正労働基準法を考えたい。従来も企業には、毎年一定日数の年次有給休暇の付与が求められていた。今後は年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者(続く) -
今週のことば OECD(2面)
経済協力開発機構。欧州経済の復興に伴い、欧州と北米が対等のパートナーとして自由主義経済の発展のために協力を行う機構として1961年に設立。1964年以降、アジアや欧州の共産圏にも加盟国を拡大し、日本も同年加(続く) -
ニュースが分かる! Q&A 令和を前に平成を振り返る 資産の有効活用は次代へ
記者A 平成の元号で発行される本紙は今回で最後だぞ。 記者B 次号は5月1日付で令和元年だからな。 A 平成はバブルがはじけ、不景気の記憶のほうが強い。 B 就職氷河期、リーマンショック……。思い出した(続く) -
不動産現場での意外な誤解 賃貸借編120 「敷金0」で敷金ありと同じ効果を生む方法は?
Q 前回の記述で、現行の賃料保証制度の問題点がよく分かりました。しかし一方で、厳しい賃貸市場の現実があることも見逃せません。 A それは分かるのですが、それにしても、事業用の物件や学生向けの物件であ(続く) -
東京カンテイ 中古マンション価格 1012 東武野田線(2) 柏は下落も取引は活発
中古マンション価格(3.3㎡単価)の推移 データ提供:東京カンテイ。単位:万円(平均築年数/同専有面積) 駅名 現在 1年前 2年前 東武野田線(2) (続く) -
不動産・住宅スケジュール
4月24日(水) ◎不動産流通推進センターが基礎講座「地盤と基礎」を開催(東京都千代田区、日本教育会館) 4月26日(金) ◎新設住宅着工戸数(19年3月および18年度計)発表 5月1日(水・休) ◎天皇の即位の日 5月7日((続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第280回 台形の角地の解決策 個性が魅力的な地域づくりに
【学生の目】 関東の桜の花が散り緑の葉が育ち始める季節、無事進級できた2年次の新学期に心踊らせながら街を歩いていた。淡い緑が目立つ街中で、角地に立つ住宅に目がとまった。台形の角地で接道面が長く、同じ(続く) -
マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ コーシン王子マンション (2) 東京都 北区 耐震化の取り組み 安心登録カードの活用
耐震化の対策を迷っていた時、耐震診断を行った会社から提案が。それは耐震データを見直した、新しい企画設計の提案でした。専有部分に影響を与えない形で、柱の4カ所にのみ耐震スリットを入れるというもので、そ(続く) -
廣田 信子の紙上ブログ No.189 マンション管理応援歌 総会の成否は総会議案書で決まる
新しい提案、変化を伴う提案は、十分な合意形成のステップを踏んできたと思っても、その集大成として、総会議案書にすべてを書くことがとても大事です。特に、忘れないで欲しいのが、なぜこの検討を始めたか…です(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (92) 島国だから海にも観光資源 伊勢の海女さんがおもてなし
海女さんに元気をもらう 三重県鳥羽市の海女さん見学をする外国人観光客が増えている。海女小屋「はちまんかまど」によると、一番多いのは香港からで、次いで台湾、マレーシアとアジアからの旅行者が続く。関西(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 65 シックハウス診断士(4) 仲介会社にも求められる知識
住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称して「シックハウス症候群」と呼びます。最も大きな原因は、化学物質を放散する建材・内装材等の使用による室内空気汚染です。現在では情報が増え、住宅建築(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所49 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 奥出雲町 神話の里 たたら由来の自然と産業との共生 農業生産を継承し地域活性化
季節は春。蕎麦の白い花には会えないが、斐伊川堤防の桜は開花しているかもしれない。せっかくの休日。ドライブを楽しむために、出雲そばの産地、奥出雲へやってきた。皮ごと挽いたそば粉で作るため、何より黒くて(続く) -
居酒屋の詩 (47) 大海の磯もとどろに寄する波 割れて砕けて裂けて散るかも
18年10月23日号で紹介した東京・茅場町にある「炭とやまなし」が4月21日に1周年を迎えた。それを記念して先週は生ビールとサワードリンクが1杯100円という大サービス。店内はいつにも増して活気があふれていた。(続く) -
2019 宅地建物取引士受験セミナー (14)
【問題2-16】 都市計画法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)用途地域のうち、田園住居地域には、農業の利便の増進を図りつつ、これと調和した低層住宅に係る良好な環境を保護するため、都市計画に(続く) -
幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇40 住まいとは何か 生きている理由を感じる場所
単なる拠点か 「住宅を生活のための拠点」 と言ってしまうと、住宅と生活とは別物で、住宅は生活を維持していくためのツールということになる。その時々の「ライフスタイルに応じて住まいを選択する」と言った場合(続く)