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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(11月12日~11月18日)

Pick Up!

  • 本紙・24年秋の家賃調査 東京圏 家主強気 なお上昇余地
  • 新国交大臣に中野洋昌氏
  • 2024年度宅建試験10月20日実施、合格ライン36点前後

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。

 1本目は10位に食い込んだ本紙1面トップ記事の「本紙・24年秋の家賃調査 東京圏 家主強気 なお上昇余地 強気相場が継続中 都心回帰鮮明、法人ニーズも増加(2024/11/12号)」です。売買市場が踊り場を迎えて一服感がみられるようになってきた中で、遅効性があるといわれる賃貸住宅家賃は上げ基調が続いています。高まるインフレ圧力に加えて、建築費や維持管理費などのコスト上昇にも直面しているオーナーサイドも強気姿勢が鮮明です。特に品薄物件のファミリー向け賃貸住宅については、不動産価格高騰から「買うに買えない」ファミリー層の避難先となっている傾向もうかがえ、当面はファミリー向けを中心に貸し手優位の市況が続くことが見込まれます。

 2本目は4位の「新国交大臣に中野洋昌氏、『安心な住まい確保』など掲げる(2024/11/12配信)」です。与党惨敗という衆院選挙の結果を受けて11月11日に新たに発足した石破第二次内閣で、斉藤鉄夫国土交通大臣の後任として中野洋昌衆議院議員が国交大臣に就任しました。国土交通省は国民生活に直結する様々なインフラ整備をつかさどる官庁であり、「安全・安心な国土づくり」に切れ目ない運営を期待したいものです。

 今週はトップテンに資格関連記事が5本も入りました。そこで3つ目はランキング1位を独走中の「2024年度宅建試験10月20日実施、合格ライン36点前後(2024/10/20配信)」を含む資格関連記事です。11月26日に合格発表がある宅建試験(10月20日実施)に加えて、不動産コンサルティング技能試験、賃貸不動産経営管理士試験が11月実施されました。今後もマンション管理士、管理業務主任者、ビル経営管理士と続々と不動産資格試験が控えており、資格関連記事の人気が続きそうです。

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アクセスランキングトップ10 (11月12日~11月18日)