連載 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第77回 住民主体の住宅地 日本型HOAを採用したまち
【学生の目】 1968年頃から供給が始まったマンションのストックは601万戸まで増加した(13年、国土交通省資料)。普及により区分所有者で構成する「管理組合」が定着し、マンション管理は管理組合が担うことが常(続く) -
日本不動産研究所 全国の地価 ~その軌跡と変わる街 (43) 新潟市・新陳代謝が進む中心商業地 古町衰退万代地区が浮上
新潟市は、新潟県北東部に位置する人口80万人余の都市で、本州日本海側で唯一の政令指定都市です。県内2番目の長岡市が29万人弱であることを考えると、新潟市への人口集中度合いが分かります。中心は中央区(面積は(続く) -
2015宅地建物取引士受験セミナー (20)
【問題2-46】 独立行政法人住宅金融支援機構(以下この問において「機構」という。)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1)機構は、貸付けを受けた者が景況の悪化や消費者物価の上昇により元利金の支払(続く) -
ファンドビジネス・最前線 弁護士根井真 ◇下 上場インフラファンド メガソーラー発電で始動か
4月に市場開設 諸外国ではインフラを投資対象としたファンドが上場され、既に広く取引対象とされています。 そうした中、日本においてもインフラに対する投資ニーズの高まりやインフラ整備の社会的意義などを(続く) -
寄稿 グリーンビルで顕在化した価値 日本政策投資銀行安松志郎 (下) サステイナブルなプロジェクトを評価
前回に続いて、グリーンビルの資金調達面への影響について述べたい。 グリーンボンドに期待 グリーンボンドとは、その資金使途をサステイナブルなプロジェクトに限定した債券で、欧米を中心に発行が急増し(続く) -
ひと 〝素人目線〟忘れずに 不動産業のあり方検討会を発足次世代不動産業支援機構代表理事三津川真紀さん
名立たる企業が集まり発足した「次世代不動産業あり方検討会」。中古住宅流通の促進と同時に地方創生の一助になることを念頭に置く(6面参照)。「縦割り」になりがちな省庁間の各種関連施策の〝つなぎ役〟も果たし(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 294 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「家賃滞納の常習犯」 非礼な行い最後まで続く
4年前の入居以来、ずっと2カ月分ずつ家賃が遅れていた入居者のAさん。ある月も、月初に「今月末に2カ月分を支払う」と約束していたが実行されなかった。そしたら家主さんから「もう4カ月分溜まっている」との連絡(続く) -
大言小語 永く続く店
それほど高いレベルを要求しているつもりはないのに、本当に心落ち着く居酒屋が見つからない。永く通った店でもほんの些細なことがきっかけで足が遠のいてしまう。単なるわがままか、いまだに理想の居酒屋を求めて(続く) -
今週のことば ●2025年問題
団塊の世代(1947~49年生まれ)が75歳以上の後期高齢者になるのが2025年。国立社会保障・人口問題研究所の「人口推計」によれば、25年には後期高齢者が2200万人近くになり、4人に1人が75歳以上となる。人口減少と介(続く) -
ニュースが分かる! Q&A 1棟リノベ、供給増の背景は? 新規参入と豊富な〝素材〟
記者A ここ数年、1棟リノベーションの販売が途切れないね。需要者にとって1棟リノベの魅力とは? 記者B まず新築より割安に、立地など条件に恵まれた物件が手に入りやすい。購入する前に実物を確認することも可(続く) -
東京カンテイ 中古マンション価格 808 JR青梅線 リーマン以降の供給僅少
中古マンション価格(3.3m2単価)の推移 データ提供:東京カンテイ。単位:万円(平均築年数/同専有面積) 駅名 現在 1年前 2年前 ◆JR青梅線 立川 123(21.9/57.9)(続く) -
知って得する建物の豆知識 158 遊郭建築「揚屋」 豪華で艶めいた空間 現存する遺構に一見の価値
「揚屋(あげや)」とは、江戸時代における遊郭建築の一つです。代表的な建物に、京都島原の「角屋(すみや)」があります。謹厳で伝統的な茶室や寺社建築が一方の日本建築とすれば、豪華で艶めいた空間が特徴の揚屋は(続く) -
不動産取引現場での意外な誤解 賃貸借編(71) 事故物件の調査は管理会社と警察だけで足りるか
Q ある書籍に、実際は入居者の「自殺」であったにもかかわらず、警察が死因を開示しなかったので、仲介業者が、警察の「事件性のない自然死」という説明を買主にしたという裁判例が載っていました。このような「自(続く) -
点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授田辺信之 「地方創生」シリーズ02 「福岡」 九州の中心地として機能 壮大なコンパクトシティ実践
福岡市は人口146万人、都市圏人口(市外圏内人口を含む)251万人の都市であり、都市圏人口は05年から10年にかけて約3%増加しています。日本の3大都市である東京、大阪、名古屋に続く都市として名前がよく挙がるのが(続く) -
不動産・住宅スケジュール
3月25日(水) ◎日本建築防災協会が「鉄筋コンクリート系マンション健康診断技術者講習会」を開催(東京都港区、発明会館) 3月27日(金) ◎日本建築防災協会が講習会「指定確認検査機関等による工事中建築物の仮使用(続く) -
藤澤雅義の賃貸管理 現場中継 (86) アウトプットの重要性 知識や情報、「使う」ために 人に伝える機会設けよう
※今回は、オーナーズエージェント統括部長の先原秀和が担当します。 人が成長するためには、新たな知識や情報を得ること(インプット)が必要だ。しかし、それだけで人は成長しない。成長とは、インプットした知識(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第76回 板張りの住宅 新しい木造住宅の可能性
【学生の目】 住宅地を歩く楽しみは、一つひとつの住宅がどのような表情をしているか観察することと併せて、住む人は何を考えてその住宅に住んでいるのかを想像することだ。最近の都市部の住宅は耐火性能が必要な(続く) -
日本不動産研究所 全国の地価 ~その軌跡と変わる街 (42) 茨城県・新たな再開発が始まる水戸市泉町 芸術文化の発信拠点に
低迷する中心市街地 水戸市は人口約27万人を有する茨城県の県庁所在地で、JR水戸駅の北側と南側に中心市街地が形成されている。北側の商業地域は、駅前から西方へ続く国道50号沿いに駅前地区、南町地区、泉町地区(続く) -
2015宅地建物取引士受験セミナー (19)
【問題2-41】 宅地建物取引業者Aが、自ら売主となって一団の宅地の分譲を行おうとする場合に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、誤っているものはどれか。 (1)Aは、当該分譲地の最寄りの駅前(続く) -
展望 中古流通 〝したくなる〟メンテナンス (下) 外壁は家の〝顔〟 色彩アプローチで塗り替え
「『二十数年後に取り壊すまで住めればいい』という考え方から、住宅の維持を前提にしたメンテナンスへと目が向き始めている」。一般社団法人日本塗装工業会(東京都渋谷区)の竹内金吾専務理事が、消費者意識の変化(続く)