大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 距離感をつかむ

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     ガラスの灰皿が飛んできたときは驚いた。まだまだ若手と呼ばれていた頃の話だ。コンプライアンスを重視する今の社内で起これば、大変なことになる。  ▼そろそろ木枯らしが吹き始める。様々な意味から、そわそわし(続く)
  • 大言小語 筒美さん、さよなら

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     昭和・平成の歌謡曲を作り続け、支えてきた巨匠が先月亡くなった。いや、作詞家としてコンビを組んだ松本隆氏によれば、「〝木綿〟の辺りがJ―POPの走りだった」。つまり、歌謡曲の枠を超えた作曲家だった。筒美京(続く)
  • 大言小語 疑心暗鬼

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     戸建て仲介を主に手掛ける宅建業者に勤めている、家族ぐるみの長い付き合いの知人から、ちょっとした仕事の相談事だといって久しぶりに連絡があった。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言期間中に前後して、日頃(続く)
  • 大言小語 人間の未来

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     日産自動車が自動運転装置の標準装備を始めた。人間以上に安全な走行が保障される日が近づいている。人間の動物としての機能や感性はどうなっていくのだろうか。100年後には人間が自分で考えなくても機械が考えて(続く)
  • 大言小語 トリキの錬金術

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     「トリキの錬金術」は人気漫画のタイトルをもじったものだが、10月から始まった「GoToEatキャンペーン」が早くも制度上の不備をあらわにした。  ▼指定サイトで予約したディナーに対して、1000円分のポイントが付(続く)
  • 大言小語 〝つうかあ〟の仲

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     諸説あるよう。鶴とカラスの鳴き声からとの珍説も。ちょっと言っただけで相手の意向をくみ意思疎通ができる、いわゆる「つうかあの仲」のこと。少しの仕草でも、食卓でお茶がさっと出されるように、長年連れ添う夫(続く)
  • 大言小語 秋を楽しむ

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     猛暑から一気に秋が来た。緩やかな移ろいはなくなりつつあるが、それでも日本にはまだ四季がある。四季にはそれぞれの美しさがある。夏には春にない、秋には夏にない魅力がある。人間もそうではないか。それぞれの(続く)
  • 大言小語 新しい顔

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     先週は大きなニュースが相次いで飛び込んだ。まずは、テニスの全米オープン女子で、日本の大坂なおみが2年ぶり2度目の優勝を飾った。警官などに射殺された黒人の名前をマスクに記載し、ゲームに挑んだ。スポーツに(続く)
  • 大言小語 不快なスマホ広告

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     広告に関する消費者の苦情、相談は、価格、品質、契約や取引条件などに関するものが一般的だ。悪質な詐欺や個人情報に関わる内容なども挙げられる。しかし、スマホ広告に限定してみるとこれまでとは異なった問題も(続く)
  • 大言小語 雑草にも花は咲く

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     あまりの猛暑に庭の手入れもままならない。雑草がびっしりと覆い尽くしている。その中で1本の草がまっすぐ伸びている。いつもなら10センチにもならないうちに摘んでいるのだが、今は1メートル以上の背丈がある。(続く)
  • 大言小語 家賃相場の行方

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     手取り15万円のごく普通の一人暮らしの会社員。貯蓄もろくにない。ある日突然、「来月から3カ月手取り11万円になる。それ以降も給料はどうなるか分からない」と言われたら、どうだろう。社長に抗議してもどうにも(続く)
  • 大言小語 気構えを立て直す

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     新型コロナウイルスの流行で、住まいのあり方が見直されている。テレワーク対応などが話題となっているが、より本質的な見直しもこの際求めたい。そもそも住まいとは何か、家族の居場所としてはどうあるべきか、子(続く)
  • 大言小語 環境変化に適応する

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     大震災や台風、または最近の外出自粛といった暮らし方、更にテレワークや時差出勤などの働き方でも、急激な変化に対して人々の本質が見えてくるとはよく言われること。在宅時間が増えると、マンションであれば、生(続く)
  • 大言小語 禍転じて

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     第1波か2波なのか分からないが、感染が拡大し続けている新型コロナウイルス。しかし幸か不幸か良い面もあるという。子供たちがかかる病気、例えば手足口病などの患者が減っているというのだ。手洗いの徹底、マスク(続く)
  • 大言小語 明暗分かれる施策

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     紆余曲折を経たものの「Go To トラベル」キャンペーンが、7月22日に始まった。インバウンド需要の急激な落ち込みを下支えするため、国内旅行を対象に宿泊、日帰りの旅行代金の2分の1相当を支援する試みだ。1人当た(続く)
  • 大言小語 東京人に「心の変容」

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     コロナの感染拡大で人々の意識が地方へ向かい始めた。ある調査によれば、ハードルの高い「移住・定住」よりも都会と地方の両方に生活拠点をもつ「二地域居住」への関心が高まっている。好きな場所に 居を構え、仕(続く)
  • 大言小語 ブランドには頼れない

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     創業から200年を超える米国の衣料用品店ブルックス・ブラザーズが経営破綻した。世界恐慌やリーマンショックを生き延びた老舗企業も新型コロナの猛威には耐えきれなかった。有名ブランドの突然の破綻は、大きな驚(続く)
  • 大言小語 梅雨が明ける前に

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     例年通りならば梅雨明けはまだ2週間ほど先だろうか。それにしても今年は雨よりも、コロナウイルスで気持ちがふさぐ。だらだらと続く見えない敵との戦いに、誰もが疲れきっている。何かスカッとするニュースはない(続く)
  • 大言小語 不動産業の〝特定技能〟

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     在宅勤務が広がり、単に出社するだけの「働かないおじさん」があぶり出されている。人余りのオフィスの一方で、介護や外食業などは、19年に創設された外国人労働者の在留資格「特定技能」の対象業種に選ばれるなど(続く)
  • 大言小語 老舗も悲鳴を上げる

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     新型コロナウイルス感染症の拡大は、長い歴史を持つ老舗にも影響を及ぼし始めた。大阪・新世界のふぐ料理の店づぼらやが9月での閉店を決めた。4月から休みに入っており、そのまま店を開けることなく閉めるとのこと(続く)