総合
-
幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇31 販売戦略と顧客ファースト 真実は〝現場〟にあり
住まいと幸福には密接な関係がある。しかし、住まいを提供する事業者が一歩間違うと、ユーザーや投資家(オーナー)を不幸に陥れる。〝かぼちゃの馬車事件〟然り、レオパレス21の「施工不良問題」然りである。この2(続く) -
居酒屋の詩 (38) うすくこき野辺の緑の若草に 跡までみゆる雪のむら消え
居酒屋の料理人と親しくなることは時折ある。その中の一人が、2月末で店を辞める。足掛け3年は通っただろうか。妙に馬が合い楽しい時間を過ごしてきた。辞める理由を聞かないのが流儀だ。 おそらく、私の足も遠(続く) -
中央住宅(ポラスグループ) 次世代電力供給 実証へ 今夏、浦和美園の分譲地で開始 住民がつながる街へ
住宅新報 2月19日号 お気に入り「浦和美園E―フォレスト」は中央住宅、高砂建設、アキュラホームの3社共同で開発、第1弾は16年に販売している。立地はさいたま市の総合振興計画において4つの副都心の一つに位置付けられる浦和美園エリア。国の「(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(40) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 鳥栖 鉄道の一大拠点 九州最古の現役駅舎 故郷を代表する風景が存続
15(平成27)年に日本の近代化を担ってきた「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録された。その遺産の多くは九州に所在するが鉄道駅は1つも特定されていない。 石炭運搬を担った鉄道や駅も重要な産業遺産と考(続く) -
ニュースが分かる! Q&A 防火設備検査員資格問題 理由は「人手不足」「理解不足」…?
館前 さて、今日の新聞は……おや、また不正行為の続報か。最近やけに多いなあ。 正直 何の話ですか館前(たてまえ)先輩。おとり広告か何かですか? それともサブリース融資かオイルダンパー、あるいは違法建築か(続く) -
不動産・住宅スケジュール
2月19日(火) ◎千葉県不動産鑑定士協会が講演会「デフレ脱却―日本経済の展望と課題―」を開催(千葉市中央区、ホテルポートプラザちば) 2月22日(金) ◎再開発コーディネーター協会とマンション建替えアドバイザーネッ(続く) -
ステージングが浸透、リースバックに好反響 大手は総合力、中小はFC戦略も 問われる事業者としての姿勢 〝売り〟の信頼獲得に注力
住宅新報 2月12日号 お気に入り大手はこれまでも建物・設備のチェック、売却保証など売主向けのサポートサービスを拡充してきた。三井不動産リアルティ(山代裕彦社長)は1月末に、リコーが提供する「RICOH360-VRステージング」を採用。家具や小物(続く) -
杭を残さず (上) 地中に埋まる社会問題 基礎杭の残置と埋め戻し問題
住宅新報 2月12日号 お気に入り土地売買に絡む裁判例がある。完全に引き抜かずに残置させた基礎杭と、抜いた孔の埋め戻し部分の地盤支持力の瑕疵について、売主の瑕疵担保責任と媒介した宅建業者の説明義務違反が追及された。 判決で責任は(続く) -
大言小語 防火活動を
カンカンカン―。年末年始の実家近くでは、こうした拍子木の音が近所に鳴り響いていた。自治会や消防団の人だろうか、「火の用心」の注意を呼び掛けていた。上京して都心に住む今では、なかなか見られない懐かしい(続く) -
ひと 多様な価値観を尊重して 女性活躍を推進する大東建託人事部ダイバーシティ推進課 宮崎緑さん
1月末から産休に入った。初めての経験となって、「考えさせられることがとても〝深い〟――」と感じている。なぜなのか。 振り返れば、大きな会社で挑戦したく、自身の成長を見据えて、新卒入社時に賃貸営業を(続く) -
新たに不適合1324棟 レオパレス 天井など改修の方針
住宅新報 2月12日号 お気に入り国土交通省は2月7日、レオパレス21(東京都中野区、深山英世社長)の施工した共同住宅のうち、33都府県の1324棟が同省告示や国土交通大臣認定に適合しない仕様であることを明らかにした。 同社が、18年4月と5月(続く) -
今週のことば 心理的瑕疵(2面)
物件自体に瑕疵・欠陥があるわけではないが、過去に自殺があった、殺人現場になった、あるいは嫌悪施設、指定暴力団の事務所などが隣接していた、といった借り手が強い心理的抵抗を感じやすい条件があること。説明(続く) -
社説 所有者不明土地問題 国土の保全管理は国の責任
土地は地球の一部だが、日本では農地を除けばその所有権を原則自由に売買することができる。しかも、その所有権はきわめて強力な財産権でありながら、その所有権移転登記をするかどうかは任意である。このことが、(続く)