連載 記事一覧
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今週の糸口 ◇89 賃貸で花開く住文化
高齢者の単身世帯や離婚に伴う母(父)子世帯の増加など、家族構成の多様化が住まいづくりに影響を及ぼさないはずがない。 戦後の住宅難や高度経済成長時代、住宅供給は社会の基盤づくりであった。しかし今は、多(続く) -
点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 「環境と不動産」シリーズ(29) 「テナント選好」でプラス評価 日本不動産研究所環境評価室主席専門役 内田輝明氏に聞く
――環境不動産に対する基本認識を教えてください。 内田氏 環境分野においては主に不動産の環境性能の定量化に向けた調査(不動産投資家調査の特別アンケート)や、環境不動産の普及開発のための講演会やシンポジ(続く) -
不動産・住宅スケジュール
◎東日本大震災で被災され、被災住宅(り災証明書で全壊等の認定をうけたものなど)を所有されていた方で、消費税率引き上げ後に新築住宅を建築・購入、既存住宅を購入、被災住宅の補修工事を行った人を対象に、「住ま(続く) -
新提案の裏側<5> 声の検証と試作の積み重ねで収納、キッチンを独自商品化 大成有楽不動産 ブランド価値向上へ水平展開
大成有楽不動産(東京都中央区)が、マンション向けに収納やキッチンなどの独自商品開発を進めている。〝生活者の声を収集して企画立案した後、試作を重ねて商品化〟というサイクルによる、より良いモノづくりを目指(続く) -
全国住まい・地元 再発見 一般財団法人日本不動産研究所 (46) 秋田県・「雪と仲良く」を目指す横手市 魅力ある雪国へイメージ転換
大雪の影響は深刻 今年2月、関東甲信地方など広範囲で記録的な大雪となった。大雪は、秋田県内でも人々の生活に深刻な影響を及ぼしている。横手市では累積降雪量が28年ぶりに10メートルを超え、観測史上2番目の記(続く) -
藤澤雅義の賃貸管理 現場中継 (40) デスクの整理整頓 業務効率に向上効果 まず〝今捨てる〟習慣を
※今回は、アートアベニュー・企画開発部次長の宮坂拓児が担当します。 賃貸管理会社の業務は多岐にわたり、とても煩雑です。そのため、業務が次から次へと新たに押し寄せ、取り掛かっている業務を中断し、他(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第30回 土地と建物の関係 一建築物一敷地の原則と問題点 1つの敷地に建つように見える、緑に囲まれた2つの住宅
【学生の目】 建築基準法が定める一建築物一敷地の原則は、豊かな住環境や安全な都市を創り出すことを邪魔しているのではないか。千葉県浦安市当代島の、とある住宅に目がとまった。その住宅は1つの敷地に居住用(続く) -
営業の心得 【4】 社内や他社との連携も 皆さんも〝チーム〟の一員
楽天イーグルスで活躍した田中将大投手が今年、ニューヨークヤンキースに入団しました。私はスポーツ観戦が大好きで、日本人選手がいなかった18年前に単身でニューヨークに行き、メジャーリーグの試合を観たことが(続く) -
実力つける中古住宅瑕疵保険① 「再販型」は1万件突破、「すまい給付金」要件化政策も寄与
中古住宅向けの瑕疵保険を取り巻く環境の変化が著しい。商品改定や政策面でのバックアップが相次いで打ち出され、利用が拡大している。最近のキーワードは、買取再販(以下、再販)タイプが「すまい給付金」、個人間(続く) -
展望 20××年のインスペクションⅢ (下) 九州から広げる新習慣 「良質ストック蓄積」が目的
「黙々と診断していてはだめ。どのような意図でその作業をしているのか、依頼者に説明しながら進めなければ誤解が生じることもあります」 一般社団法人住宅管理・ストック推進協会(福岡県久留米市)の河浪日章代表(続く) -
おためし移住 ワープステイという提案(2) 交流が日本を救う(上) 都会と地方をつなぐ〝風の人〟
高齢化率は40%へ 現在の日本の高齢化社会の現状は、高齢者(65歳以上)比率が総人口1億2000万人の25%(世界最高)で約3000万人。前期高齢者(65~74歳)と後期高齢者以上がほぼ同数となっている。 今後、数十年(続く) -
上場企業の主な資産売買状況(3月)
(単位:敷地規模m²・譲渡価格は百万円、-は未公表) 発表日 譲渡人 譲受人 種類 所在 敷地規模 譲渡価格 3日 大和ハウス工業 大和ハ(続く) -
不動産レーダー~相続発生の情報を検索(横川)
2月11日号の一面は「相続」についての話題。平成27年1月からスタートする基礎控除額の縮小をはじめ、相続税率等の改正など、相続税の課税強化がいよいよスタートします。課税対象者を現在の2倍程度になるという試(続く) -
注目のマンション 第21回 京阪電鉄「ザ・京都レジデンス四条河原町」
職住近接で、商業や文化が身近にある暮らし・・。それを実現するマンションが京都市下京区に登場した。総戸数204戸、店舗分譲もある大規模マンション「ザ・京都レジデンス四条河原町」だ。京都の中心に立つラン(続く) -
上場企業の主な資産売買状況(2月)
(単位:敷地規模m²・譲渡価格は百万円、-は未公表) 発表日 譲渡人 譲受人 種類 所在 敷地規模 譲渡価格 4日 兵庫県 大東海運 土地(続く) -
「頼もしい団塊世代」
今年は、すべての団塊世代が65歳以上の「高齢者」に仲間入りする年です。日本の高度成長期をがむしゃらに突っ走り、元気な日本を引っ張ってきた世代。節目を迎え、今後の『生き方』を更に真剣に模索しているようで(続く) -
社説 老朽マンションの建て替え 容積率の緩和特例は慎重に
耐震性が不足している老朽マンションの建て替えに際し、一定の敷地面積があり、特定行政庁が許可したものについては容積率を緩和する特例が現在、衆議院で審議されている。いわゆる「マンション建て替え円滑化法」(続く) -
ひと フィリピン市場に注目 海外不動産投資をサポートする早稲田フロンティアマインド社長森田尚樹さん
早稲田大学発のベンチャー企業。外資系投資銀行を辞めた頃、知人を通じてソーシャルベンチャーに詳しい早大教授と出会った。社会人が参加しているその教授のゼミを聴講してみると、「生徒は30代が中心で、皆それぞ(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言247 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「無責任男に弄ばれた女性」 同居させ、駐車場も確保したが…
当社の管理アパートに入居している女性から相談の電話があった。その女性は、4年ほど前に離婚した際、幼い娘さんの親権を得て、そのアパートに母娘で引っ越してきたのだが、1年ほど前に「ご縁があって再婚する」と(続く) -
大言小語 快適な〝環境不動産〟
「環境不動産」という言葉が独り歩きを始め、不動産市場で環境の取り組みが活発だ。新築ビルは同様に環境性能を高め、電力不足を招いた大震災後、中古ビルの省エネ・耐震化も進む。一見、環境活動の輪が不動産分野(続く)