連載 記事一覧
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彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇147 住文化乏しい日本 物質的豊かさと混同 〝真の幸福観〟見失う
我が国に住文化が乏しいのは住まいを楽しむ人たちがまだまだ少ないからだろう。住文化とは住まいを楽しむことである。 では、住まいを楽しむとはどういうことか。タワーマンションの上層階から夜景を眺めるこ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 78 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(上) Uターンして地域の伝統を守り再生へ
雪国の重厚な建物 海沿いの幹線道路から 内陸に入り、森を抜けると、広々とした田畑の風景が目の前に広がる。その一角にたたずむのが、今回の宿だ。宿の代表、猿田真さんの曾祖父が1952(昭和27)年に建てたこの(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第59回 自宅賃貸で見落としがちなビジネス視点
最近、弊社で管理を受託したファミリータイプの区分を賃貸に出して直に客付けした。この物件を成約するまでの一連の流れを振り返りながら、取引の各段階において得たものを共有したい。 当該物件は現在の所有(続く) -
酒場遺産 ▶60 鷲津 角打ち大津屋本店 飛び切りの角打ち
JR東海道線の浜松駅と豊橋駅の中間あたりに鷲津駅(湖西市)がある。駅前は区画整理をしたのか、更地に雑草が生え建物が点在する、小さな地方都市にはよくある風景だ。その鷲津駅南口からすぐ近くに大津屋本店はある(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第22回 新型コロナと建築物の換気 平時から必要な空気の質の改善
2020年、新型コロナウイルスのパンデミックが発生したことにより、日本国内においても建築物の使用に際しては窓を開けて換気を行う「自然換気」が奨励された。現在、新型コロナは5類感染症に移行されており、それ(続く) -
社説 石破新総理就任、手腕に注目 所得向上で「内需の柱」支えよ
10月1日、自由民主党の石破茂氏が我が国の新たな内閣総理大臣に就任した。異例の激戦となった総裁選を制し、同党内のみならず多くの国民の期待を背負っての船出である。山積する国内外の諸課題にいかに対応してい(続く) -
ひと 理由問わず 急な転居を補償「住みかえ解約補償」サービスを開発したCHINTAI 社長室 中山大之さん
賃貸住宅の契約後に転勤や療養、介護など急な理由により解約せざるを得ない入居者に対応した「住みかえ解約補償」サービス。月額2980円の負担で転居に伴う費用を最大50万円補償するもので、居住していた物件の違約(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 772 坂口有吉 内見依頼のFAXに間違い 信頼できる同業者だが、少し不安に
当社の入居者募集物件に大手業者から問い合わせが入った。「立川市A町にある貸家はまだありますか。鍵は現地対応でしょうか」と聞くので、「はい、まだ募集中です。現地に設置してあります」と答えると、「では後(続く) -
大言小語 大台超えた宅建
日中は残暑の余韻を残しながらも朝晩はやはり冷え込むようになり、徐々に秋の気配が漂ってきた。秋といえば食欲、スポーツ、芸術、読書などと話題に事欠かないが、不動産業界に限っていえば毎年恒例、10月第3日曜(続く) -
今週のことば ライフサイクルカーボン
建築物を構成する資材等の製造や運搬、施工、改修から解体に至るまで、ライフサイクル全体において発生するCO2を指す言葉。建築物の利用時だけでなく、CO2発生の総量を削減していくという考え方で、LCCM住宅やゼロ(続く) -
ニュースが分かる! Q&A 28年3月期からリース会計基準改正 サブリース事業など影響か
友人A 日本の企業会計基準委員会(ASBJ)は9月13日に、「リースに関する会計基準」「同・適用指針」を公表した(以下・新リース会計基準)。国際会計基準審議会(IASB)の国際財務報告基準(IFRS)と整合させて、日本の基(続く) -
東京カンテイ 中古マンション価格 1285 西武池袋線(2)、西武拝島線 築浅化の小川が二桁上昇
中古マンション価格(3.3㎡単価)の推移 データ提供:東京カンテイ。単位:万円(平均築年数/同専有面積) 駅名 現在 1年前 2年前 ●西武池袋線(2) &(続く) -
不動産取引現場での意外な誤解 売買編221 譲渡担保と売渡担保は同じものか?
Q.不動産登記には、同じような登記があるために、その違いがよく分からないまま取引に入ってしまうことがあります。その1つの例が「譲渡担保」と「売渡担保」の違いですが、両者はどう違うのでしょうか。 A.この(続く) -
不動産・住宅スケジュール
◎国土交通省は、24年度「かわまち大賞」の対象となる取り組みを募集中。応募期限は10月15日(火) ◎国土交通省は、第3回「地域価値を共創する不動産業アワード(不動産・建設経済局長賞)」の対象となる活動を募集中(続く) -
廣田 信子の紙上ブログ No.435 マンション管理応援歌 スラブ下の排水管、戸当たり230万円掛け改修
築40年を超えるマンションでは、給排水管の更新工事を全体で実施できるかが長寿命化のための大きな山場となっています。漏水も増え、なんとかしなくてはと思っても、特に排水管はスラブ下配管のケースもあり、その(続く)