連載 記事一覧
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彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇174 哀しき空き家叙景 一緒に居ればこそ 家族の幸せな記憶
わが家(千葉県船橋市)は旧日本住宅公団が土地分譲した高根台団地の中にあるが、現在そのわが家から歩いて1分程の圏内に空き屋が3軒ある。1軒は隣家で、あとの2軒はすぐ近くの角を曲がって20メートルほど行った道の(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 98 千葉県夷隅郡大多喜町「まるがやつ」(下) 多様な滞在体験を提供
グランピングと古民家 「開業から2年後、広い庭スペースにキャンプサイトを整備しました。そこではバーベキューを楽しむことができ、自然の中での滞在体験を更に充実させています」と宿を立ち上げた牧野嶋彩子(続く) -
不動産ビジネス塾 売買仲介 初級編(75) ~畑中学 取引実践ポイント~ 言葉のキャッチボールで説明を 「法令上の制限の調査(1)」
「説明をされてもよく分かんないですよ」 重要事項説明でよく言われるのが法令上の制限だ。都市計画法、建築基準法、それ以外の法令上の制限などの記載がある箇所であり、作成の前半の山場だ。 専門用語(続く) -
酒場遺産 ▶85 浅草橋 洋食 大吉 「池波正太郎が通った店」
馬場啓一氏の著書「池波正太郎が通った店」の中で、この店をこよなく愛したという池波正太郎の言葉が残っている。「清潔で活気にみちた店内、親切なサービス。 良心的な値段と味。これはまさに、戦前の東京下町の(続く) -
不動産学の魅力 地域分散型ホテル 行って知った商店街ビルの活用と課題 明海大学 不動産学部 第49回
ゼミ活動で静岡駅前の商店街で展開されている「ビル泊」を訪問し、運営を行っているCSA不動産の方にお話を聞いた。「ビル泊」とは、商店街のビルの空室をリフォームし、分散型の宿泊施設として再利用する事業であ(続く) -
2025 宅地建物取引士受験セミナー (16)
【問題2-26】 宅地建物取引業法の免許(以下この問において「免許」という)に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはいくつあるか。 ア農家のAが、農地を宅地に転用し50区画(続く) -
住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄 慧眼を開く 第5回 挑戦的な「ブランズタワー大崎」
「ブランズタワー大崎」……。この新規物件は、東急不動産のフラッグシップと位置づけられるに十分な挑戦的マンションと評価される。そのファイティングスピリッツは、4月11日に開催された報道関係者(続く) -
住宅新報 2025年4月22日号
2025年4月22日号 紙面ビューアーは有料会員(プレミアムプラン)限定コンテンツになります。 (トライアル会員・無料会員はご利用になれません。) 読む バックナンバー 2025年4月22日号の注目記事(続く) -
ひと 売り上げの半分を海外で 明豊エンタープライズの台湾現地法人「東京明豐開發」社長 内田 千博 さん
初めは口数少なく物静かな印象だが、間もなくその胸奥には、燃えるような闘志を隠し持っているのがわかる。じわじわと覇気が伝わってくる。これまでの実績がそれを証明している。 創業56年、東証スタンダード(続く) -
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 799 珍しい経歴の飛び込み営業マン 第一印象で損しているが…
店番をしていたら、少し変わった雰囲気の営業マンがやってきた。その髪型で飛び込み営業はまずいだろう。顔立ちもイカツイ感じで第一印象は悪い。だが、飛び込み営業のつらさは知っているつもりだ。「土地の仕入れ(続く) -
大言小語 危うい「フリーライダー」論
連日、二転三転するトランプ米国大統領の動向が世界を騒がせている。先行きは極めて不透明だが、トランプ氏の方針自体は、案外その多くが一貫しているようだ。その一つに、安全保障等の国際秩序について「フリーラ(続く) -
今週のことば 居住サポート住宅
24年6月公布の改正住宅セーフティネット法で創設された、住宅確保要配慮者向け賃貸住宅の登録制度で、正式には「居住安定援助賃貸住宅」。25年秋施行見込み。居住支援法人等が居住者への見守りなどを行うことで、(続く) -
ニュースが分かる! Q&A Z世代の賃貸不満「冬の寒さ」 断熱、「食」で差別化を
デスク 春の入学、入社など、若年世代の住まい選びが気になる季節だ。 記者 外出自粛やオンライン授業、リモート出社を強いられたコロナ禍の賃貸商戦は少し前の光景でしょうか。一方で、長引く物価高や〝ト(続く) -
東京カンテイ 中古マンション価格 1312 つくばエクスプレス 秋葉原が500万円目前
中古マンション価格(3.3㎡単価)の推移 データ提供:東京カンテイ。単位:万円(平均築年数/同専有面積) 駅名 現在 1年前 2年前 秋葉原 485(21.0/40.7) 4(続く) -
不動産取引現場での意外な誤解 売買編238 違約金は違約があれば即時請求できるものか?
Q.一般的に、不動産の売買契約においては、契約の当事者が互いに「手付解除」ができる旨の約定をしていることから、買主が売買代金の支払いを滞った場合に、まずは買主の「手付解除」が優先されるべきなのかどうか、(続く) -
不動産鑑定士レター 2025年地価公示 全国的に上昇傾向が継続
2025(令和7)年地価公示の結果は、景気が緩やかに回復している中、地域や用途などにより差があるものの、三大都市圏では上昇幅が拡大し、地方圏でも上昇傾向が継続するなど、全体として上昇基調が続いている。 全(続く) -
不動産・住宅スケジュール
◎国土交通省は、25年度「居住支援協議会等活動支援事業」の補助対象となる居住支援法人を募集中。募集締め切りは4月23日(水) ◎国土交通省は、25年度「優良木造建築物等整備推進事業」の補助対象となる提案を募集(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇173 恒例の花見&総会 高い志に共感集まる FRP会員48人に
一般社団法人不動産流通プロフェッショナル協会(FRP=真鍋茂彦代表理事)の社員総会が4月1日、東京・市谷のアルカディアで開かれた。会員が48人に達し、役員、顧問、推薦人などを加えるとその規模は60人程になる。報(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 97 千葉県夷隅郡大多喜町「まるがやつ」(中) 伝統的な意匠と快適性を両立
古いものへのリスペクト 「実は、30歳で独立したときに手掛けた最初の仕事が、古い建具や欄間などを活用した改修でした。元々、古いものに魅力を感じる性格だったんです」と牧野嶋さんは振り返る。新築中心だっ(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第73回 4号特例実質廃止で大規模修繕等に関する影響とは
前回は、この4月から改正された建築基準法の4号特例が実質廃止となり、新2号建築物と新3号建築物になることの影響について考察した。特に新2号建築物(木造2階建てまたは木造平屋建て(延べ面積が200m2超))の新築、(続く)