連載 記事一覧
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彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇148 続・持続可能な家族社会へ 空き家を地域資源に 役所主導の〝計画近居〟
結婚し、子が出来れば親は長きにわたって大切に育てるが、社会人として独り立ちできるようになった子は当然のごとく親元を離れ、新たな家庭をつくる。だから常に新たな住宅が必要になり、親が住む家はいずれ空き家(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 79 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(中) ロケーションや外観を生かす
カフェが人気スポットに スタッフが不在の中での初めての飲食店経営は困難が多く、助言に従って良かったと猿田さんは振り返る。そして現在では「この雰囲気がいい」と客から高い評価を得ていて、結果として成功(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第60回 大手法人契約でも「再契約型」定借を容認した事例
前回、弊社で管理を受託したファミリータイプの区分を賃貸に出すまでに商品化していく流れについて書いた。今回は商品化した物件に客付けしていく中で得られたものについて共有したい。 都内の郊外に位置する(続く) -
酒場遺産 ▶61 豊橋 カク一 大正4年創業、最上の酒場
昭和の面影を残す街、豊橋。この街に住む友人の道案内でディープ豊橋を堪能した。JR豊橋駅東口を降り5分ほど南へ歩くと不思議な光景に出くわす。長さ800メートルに渡り、中層の古い長大下駄履きアパートが橋の欄干(続く) -
不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第23回 まちの景観と用途地域の関係性 まちへの想いが景観をつくる
千葉県浦安市内の3つの用途地域がもたらすまちの景観について考えたい。 美浜地区の商業地域における基準地価(7月1日時点)の上昇率は18.4%と市内で最も高い。当該地域には、地区計画とともに建築協定がある。(続く) -
ひと 省エネ基準適合が必須に 環境・省エネルギー計算センター運営のホライズン社長 尾熨斗啓介さん
建築物省エネ法の改正により来年4月から、全ての新築住宅・非住宅で省エネ計算の適合性判定を受けることが義務付けられる。想定されるのは、省エネ計算業務の爆発的なニーズだ。 省エネ計算や環境性能認証の(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 773 滞納家族からあきれる電話 そんな用件で連絡しないで
間もなく退去するY家族。5カ月も家賃を滞納し、退去までに完済してもらえそうにない。幼児が一人いて、大声で叱りつける声がよくアパート内で響いていて、他の入居者からクレームが届いている。「このまま入居して(続く) -
今週のことば 農地法3条許可
「農地の耕作目的での権利移動」についての制度で、文字通り農地法の第3条で規定されている。農地について、売買等により所有権を移転し、または賃借権その他の仕様収益権を設定し、もしくは移転しようとする場合(続く) -
ニュースが分かる! Q&A 法改正受け「農地付き空き家」手引き改訂 下限面積要件廃止などに対応
地主 空き家売りたいな。 業者 お呼びですか。 地主 呼んではいないけれど、ちょうどいいところに来てくれた。実は、持っている物件の一つに空き家があるんだけれどね。空き家の増加が続いていて、も(続く) -
東京カンテイ 中古マンション価格 1286 JR京浜東北線 さいたま新都心が連続上昇
中古マンション価格(3.3㎡単価)の推移 データ提供:東京カンテイ。単位:万円(平均築年数/同専有面積) 駅名 現在 1年前 2年前 大宮 185(28.8/66.7) 195(2(続く) -
知って得する建物の豆知識 386 モリスの法則 デザインに関わる人には必須知識
イギリスの詩人、思想家、デザイナーであるウィリアム・モリス(1834-1896年)が主導したデザイン運動が「アーツ・アンド・クラフツ運動」です。ヴィクトリア朝の時代、産業革命の結果として大量生産による安価で粗(続く) -
不動産取引現場での意外な誤解 売買編222 「差押え」の登記があっても売買はできるか?
Q.「差押え」の登記がある物件でも売買することができることは「売買編215回」でも聞きました。もう少し詳しく知りたいのですが。 A.「差押え」の登記がされるということは、すでに裁判所の競売開始決定が下りて(続く) -
トータルブレインのマンション最前線 拡大する億ション市場 中古も大幅アップ 「バブルの危険 感じさせる様相」
トータルブレインはこのほど、「首都圏超ハイグレードマンション市場検証」と題したレポートをまとめた。現在、都心のマンション平均価格は1億円台後半に突入する勢いで、この市場は拡大傾向を強めている。今回の(続く) -
不動産・住宅スケジュール
◎国土交通省は、24年度「かわまち大賞」の対象となる取り組みを募集中。応募期限は10月15日(火) ◎国土交通省は、第3回「地域価値を共創する不動産業アワード(不動産・建設経済局長賞)」の対象となる活動を募集中(続く) -
廣田 信子の紙上ブログ No.436 マンション管理応援歌 マンション管理適正化シンポがよかった
10月6日、国土交通省主催の「マンション管理適正化シンポジウム」に行って来ました。新築時から管理業者管理者方式が増えていることに危機感を持ち、どうすれば区分所有者が自覚を持ってマンションを購入するのか(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇147 住文化乏しい日本 物質的豊かさと混同 〝真の幸福観〟見失う
我が国に住文化が乏しいのは住まいを楽しむ人たちがまだまだ少ないからだろう。住文化とは住まいを楽しむことである。 では、住まいを楽しむとはどういうことか。タワーマンションの上層階から夜景を眺めるこ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 78 秋田県男鹿市「古民家宿ににぎ」(上) Uターンして地域の伝統を守り再生へ
雪国の重厚な建物 海沿いの幹線道路から 内陸に入り、森を抜けると、広々とした田畑の風景が目の前に広がる。その一角にたたずむのが、今回の宿だ。宿の代表、猿田真さんの曾祖父が1952(昭和27)年に建てたこの(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第59回 自宅賃貸で見落としがちなビジネス視点
最近、弊社で管理を受託したファミリータイプの区分を賃貸に出して直に客付けした。この物件を成約するまでの一連の流れを振り返りながら、取引の各段階において得たものを共有したい。 当該物件は現在の所有(続く)